[モスクワ 28日 ロイター] - ロシア西部3港(プリモルスク、ウスチルガ、ノボロシースク)から2月に中国へ輸出されたウラル原油は少なくとも70万トンと、1月の50万トンから増加したとみられる。輸送コストの低下と需要増加が背景。業者筋の話やリフィニティブ・アイコンのデータ、ロイター通信の集計で分かった。
これらの港からの原油輸出に占める中国向けの割合は9%と、1月の6%から上昇する見込み。
ノボロシースクからの出荷が回復する中、中国向けウラル原油の輸出が増えた。ノボロシースクでは6カ月間、積み込み作業を停止していたが、昨年12月に中国向けウラル原油の積込みを再開。しかし、今年1月の荷積みはゼロだった。
トレーダーの話と海運データによると、2月はロスネフチとガスプロムネフチが、ノボロシースクから14万トンのウラル原油を中国に輸出した。