💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

エネルギー市場、生産余力不足やロシア要因で波乱も=関係者

発行済 2023-03-08 10:57
更新済 2023-03-08 11:00
© Reuters. 世界の大手石油・ガス会社の幹部は7日、ヒューストンで開かれたエネルギー業界の国際会議「CERAウィーク」でエネルギー市場の動向について、現時点では均衡を保っていると評価し

[ヒューストン 7日 ロイター] - 世界の大手石油・ガス会社の幹部は7日、ヒューストンで開かれたエネルギー業界の国際会議「CERAウィーク」でエネルギー市場の動向について、現時点では均衡を保っていると評価しつつも、不十分な生産余力やロシアのウクライナ侵攻に関連した供給面の不確実性により、容易に混乱に陥る恐れがあると警告した。

ノルウェーのエネルギー大手エクイノールのアンデルス・オペダル最高経営責任者(CEO)は「生産余力が非常に少ないため、供給のごく小さな変化が影響を及ぼす」と指摘。「市場がいずれかの方向に動くのは簡単だ」と語った。

投資会社グッゲンハイム・パートナーズのシニア・マネジング・ディレクター、マイケル・ラモット氏は「われわれはこの冬を驚くほど無難に乗り切ったのかもしれないが、先行き不透明な局面を脱したとは思えない」と発言。「状況は改善する前に悪化する可能性がある」と話した。

© Reuters. 世界の大手石油・ガス会社の幹部は7日、ヒューストンで開かれたエネルギー業界の国際会議「CERAウィーク」でエネルギー市場の動向について、現時点では均衡を保っていると評価しつつも、不十分な生産余力やロシアのウクライナ侵攻に関連した供給面の不確実性により、容易に混乱に陥る恐れがあると警告した。写真は3月7日、米テキサス州ヒューストンで撮影(2023年 ロイター/Callaghan O'Hare)

スイスのコモディティ商社ガンバーとクウェート石油公社のCEOを含む幹部らは、石油市場は安定化して均衡状態に到達しているため、この冬の原油、ガス、燃料の不足を巡る不安は解消されたとの見方を示した。

だが企業、消費者、政府が世界的な景気後退の可能性や金利上昇、中国経済の再開に伴うエネルギー需要の増大といった要因に対処する中、石油市場は今年、動向が読みにくくなると考えられる。

スペインの石油会社CEPSAのエグゼクティブ・バイスプレジデント、サッバス・マノウソス氏は、今年はマクロ経済要因やロシアからの供給動向を背景に「より厳しい環境になるだろう」と述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます