[ニューヨーカー 9日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約1%下げ、約2週間ぶりの安値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)による過度な利上げがリセッション(景気後退)を招き、将来の石油需要を減少させるとの懸念を受けた。
アゲイン・キャピタルLLCのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「FRBはインフレ低下を引き続き求めており、それがリセッションにつながって石油需要を低下させるとの懸念に変化している」と述べた。
清算値は、北海ブレント先物が1.07ドル(1.3%)安の1ドル=81.59ドル。2月22日以来の安値となった。
米WTI先物は0.94ドル(1.2%)安の75.72ドルと2月27日以来の安値を付けた。
両先物とも3日連続安となりWTIは約6%、北海ブレントは約5%下げた。