[モスクワ 9日 ロイター] - ロシア中央銀行は9日、2022年のロシアの輸入決済に占める中国人民元のシェアが前年の4%から23%に急上昇したと発表した。2月の為替取引における元のシェアも上昇したという。
ルーブルの為替取引におけるシェアは29%から27%に低下した。
ドルとルーブルの取引が全体に占める割合は2月に36%と、数年ぶりの低水準を付けた。
中銀は「『有害な』通貨の取引量は減少を続けた」とした。
元とルーブル、ドルと元のペアで取引される元の取引額のシェアは1月の33%から2月は37%に上昇した。
中銀は、欧米の新たな対ロシア制裁が発動されると市場が見込む中、銀行はドルへのアクセスを減らし、ロシアのスワップ市場で一時的に外国為替不足を引き起こしたと指摘した。