[ヒューストン 10日 ロイター] - 米国時間の原油先物は1%上昇した。10日に発表された2月の米雇用統計で労働市場の正常化が示唆され、インフレが緩和するとの期待が広がり、米連邦準備理事会(FRB)が一部で懸念されていたほど積極的に利上げをする必要がないと受け止められた。
清算値は、北海ブレント先物が1.19ドル(1.5%)高の1バレル=82.78ドル。米WTI先物は0.96ドル(1.3%)高の1バレル=76.68ドル。
2月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は31万1000人増加し、市場予想を上回る伸びとなった。同時に、失業率は上昇し、賃金の前月比伸び率が鈍化するなど、労働市場が軟化しつつある兆候も示唆した。