[14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続落。米シリコンバレー銀行の破綻を受けて金融市場に動揺が広がった。
0101GMT(日本時間午前10時01分)時点で北海ブレント先物は0.09ドル安の1バレル=80.68ドル。米WTI先物は0.16ドル安の74.64ドル。
13日の取引で北海ブレントは1月上旬以来の安値、WTIは昨年12月以来の安値を付けた。
米シリコンバレー銀行の突然の閉鎖を受け、米連邦準備理事会(FRB)の急速な利上げによる他行のリスクを巡っても懸念が浮上。FRBが金融引き締めのペースを緩めるとの観測も広がっている。
3日続落していたドル指数は14日の取引で反発。ドル安は他の通貨保有者にとって原油の割安感につながるため、通常、原油価格の支援材料となる。