［モスクワ ２４日 ロイター］ - ロシアの２０２３年のガスコンデンセートを除いた石油生産量が４億８０００万トン（日量約９６０万バレル）を超える見通しになったことが分かった。情報に詳しいロシア政府関係者がロイターに語った。
ロイターの試算と関係者の話で算出した生産量は、３月から年末まで日量５０万バレル減産して日量９５０万バレルを生産するとのロシアの発表と整合する。
関係者は匿名で「通年の生産量を推定すると４億８０００万トンになる」と説明した。
ロシアの２２年石油・ガスコンデンセート生産量は５億３５００万トン（日量１０７０万バレル）となり、前年から増加した。ガスコンデンセートは石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）とロシアなど非加盟産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」がロシアに適用する生産枠から除外されている。
関係者によると、ガスコンデンセート生産量は年間で約４０００万トンなのを考慮すると、２３年の石油・ガスコンデンセートは約５億２０００万トン（日量１０４０万バレル）に達する可能性がある。
これはロシアの２３年石油・ガスコンデンセート生産量が４億９０００万─５億トン（日量９８０万─１０００万バレル）になるとの公式予測をかなり上回る。