[ジュネーブ 26日 ロイター] - ロシアのジュネーブ国連常駐代表ゲンナディ・ガティロフ氏は26日、5月18日に期限を迎える黒海経由の穀物輸出合意について、ロシアが提起した問題の解決に「実質的な」進展は見られていないと述べた。
ロシアはこれまでも、ロシア産の穀物と肥料の輸出に関する障害が取り除かれない限り、合意を更新しないと表明している。
ガティロフ氏はジュネーブで記者団に対し「現時点でこの問題の解決に実質的な進展が見られていないことを残念に思う」とし、「この合意のウクライナに関する部分はうまく機能しているが、ロシアに関する部分は機能していない。双方が共に機能しなくてはならない」と述べた。
ウクライナは、ロシアが穀物運搬船の航行を妨害していると非難している。