[北京 27日 ロイター] - 中国の鉄鋼大手、宝山鋼鉄が27日に発表した第1・四半期決算は、純利益が18億5000万元となり、前年同期の37億元から50.6%減少した。原材料価格の高騰と需要低迷が響いた。
上海証券取引所に提出した資料で明らかにした。宝山鋼鉄は、世界最大の鉄鋼メーカーであり国有企業の中国宝武鋼鉄集団の傘下にある。
第1・四半期の売上高は、前年比8.6%減の786億元。
「鉄鋼市場の供給過剰は第1・四半期も続き、鉄鋼セクターは強い圧力を受けた。鉄鉱石の価格も上昇トレンドを維持した」と説明した。
同社はまた、2022年の純利益は48.4%減の121億9000万元、売上高は0.9%増の3677億8000万元と発表した。