[東京 28日 ロイター] - 原油先物価格は28日、ほぼ横ばいとなっている。追加利上げを巡る先行き不透明感で今後の需要に対する懸念が高まり、2週連続の下げとなる見通し。
0156GMT(日本時間午前10時56分)時点で北海ブレント先物6月限は0.16ドル(0.2%)高の1バレル=78.53ドル。より取引が活発な7月限は0.21ドル(0.3%)高の1バレル=78.43ドル。
米WTI先物は0.23ドル(0.3%)上昇して74.99ドル。
北海ブレント先物は週間で3.8%安の水準。過去2週間で9.1%下落している。WTIは週間で3.8%安。過去2週間の下落率は9.4%。
米労働省が27日発表した4月22日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から1万6000件減少し、23万件となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想(24万8000件)を下回った。
各国中銀の利上げが経済成長を減速させエネルギー需要減少につながる可能性があると投資家は警戒している。
米連邦準備理事会(FRB)、イングランド銀行(英中央銀行)、欧州中央銀行(ECB)は次回会合で利上げをするとみられている。米連邦公開市場委員会(FOMC)は5月2─3日に開催される。