[ニューヨーク 28日 ロイター] - 28日の取引で原油先物が2%超上昇。米国の原油生産が減少する一方、需要が拡大していることを示す米エネルギー情報局(EIA)のデータや、石油大手の好決算が材料視された。
清算値は、北海ブレント先物6月限が1.17ドル(1.5%)高の1バレル=79.54ドル、7月限は2.7%高の80.33ドル。米WTI先物は2.02ドル(2.7%)高の76.78ドル。
EIAによると、米国の2月の原油生産量は昨年12月以来の水準に減少。半面、燃料需要は11月の水準に拡大した。
米石油大手エクソンモービルが28日発表した第1・四半期決算は、利益が前年同期比2倍以上となり、第1四半期としては過去最高益を更新。市場予想も上回った。
シェブロンの第1・四半期決算も予想を上回る増益となった。エネルギー価格の下落や石油・ガス生産量の減少を精製部門の収益が補った。