[28日 ロイター] - 米カリフォルニア州大気資源委員会(CARB)は28日、州内で販売される全ての中大型トラックを2036年からゼロエミッション車(ZEV)とするよう義務付ける新規則を承認した。同委員会が前日、機関車について排ガス削減規制を採用したのに続く措置。
既存車両についてもZEVへの移行を規則化。トレーラートラック、配送車、政府用車両は2035年までに、ゴミ収集車と路線バスは2039年までに、寝室付きトラクターなどは2042年までに、それぞれZEV移行を義務付ける。
CARBは、トラックからの排ガス削減により、ぜんそくや呼吸器系疾患が減少し、医療関連費用266億ドルの節減につながるとの試算を示した。
米トラック協会のクリス・スピア代表はこの措置について、トラック業者にZEVの購入を強制するものだと批判した。