[シンガポール 8日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅高。米国のリセッション(景気後退)を巡る懸念が和らいだ。
0022GMT(日本時間午前9時22分)時点で北海ブレント先物は0.06ドル高の1バレル=75.36ドル。米WTI先物は0.08ドル高の71.42ドル。
堅調な内容となった4月の米雇用統計やドル安のほか、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要な産油国で構成する「OPECプラス」プラスが次回会合で減産を決定するとの期待が相場を支えている。
CMCマーケッツのアナリスト、ティナ・テン氏は「先週末の雇用統計が力強い内容で景気後退が迫っているとの懸念が緩和し、米エネルギー株が上昇したことが原油の反発につながった」と分析した。