[オスロ 8日 ロイター] - ノルウェーの石油・ガス大手エクイノールは8日、ブラジル沖の天然ガスとコンデンセート(超軽質油)の鉱区「BM-C-33」の開発に約90億ドルをパートナーと共同で投資すると発表した。
同ガス田は原油相当にして10億バレル以上の可採埋蔵量を持つと推定されており、2028年に生産を開始する見込み。
エクイノールによると、同事業のガス出荷量は操業開始時にブラジルの総ガス需要の15%を占める可能性がある。また、エネルギー安全保障や経済発展にも貢献し、現地で多くの雇用機会を創出する見込みがあるとした。
鉱区で生産する天然ガスはリオデジャネイロ州マカエに続くパイプラインを経由して全国のガス供給網に直接注入される予定で、原油はタンカーで輸送する計画。