[ニューデリー 8日 ロイター] - インド政府のエネルギー移行諮問委員会は、人口が100万人を超える都市や大気汚染が広がる地域では、ディーゼル燃料で走る四輪車の使用を2027年までに禁止し、電気やガスで走行する自動車に切り替えるべきだと提言した。温室効果ガス排出量の削減が狙い。
また、同委員会は石油・天然ガス省のウェブサイトに掲載した報告書で、都市部では30年までに電動バス以外の追加導入を禁止すべきだと指摘。24年以降は都市部での移動手段として、ディーゼルバスを増やすべきではないと勧告した。
石油・天然ガス省が実現に向けて閣議での承認を求めるかは不明だ。
さらに同委員会は国内での電動車の普及加速に向け、対象を絞った奨励策の延長をすべきだと述べた。 ディーゼルはインドの精製燃料消費の約5分の2を占めており、そのうち8割が輸送部門で使われている。