[国連 9日 ロイター] - 国連は、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意に基づく貨物船の検査が9日に再開したと明らかにした。ロシアは同国産の穀物や肥料の輸出に関する障害が取り除かれない限り、18日に迫る合意期限の更新はないと警告している。
合意は昨年7月に国連とトルコの仲介でまとまり、ロシア、ウクライナ、トルコ、国連の当局者で構成する「共同調整センター(JCC)」が穀物船の安全な運航を監視している。
国連のハク副報道官は、JCCが出港船の検査再開を確認したと述べた。
合意に関わる4者は今週、イスタンブールで高官協議を開催する予定。
トルコのアカル国防相は9日、10─11日の会合に向け「前向き」な議論が行われていると述べた。