[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は9日発表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2023年の米原油生産を前年比5.1%(64万バレル)増の日量1253万バレルと予想した。前回見通しは66万バレル増と予想していた。
24年の予想は1.3%(16万バレル)増の1269万バレル。前回見通しは21万バレル増の予想だった。
一方、23年の原油消費予想は1%(20万バレル)増の2050万バレルと、前回予想(10万バレル増)から引き上げられた。24年の消費量予想は1.4%(30万バレル)増の2080万バレルと、変わらずだった。
ガソリンの平均小売価格は、23年夏は1ガロン=約3.40ドルと、前年同時期比で20%下がると予想した。
EIAによると、エネルギー需要の伸びにより、国際石油市場の需給は23年7─9月期から24年1─3月期にかけて均衡を取り戻すという。
EIAはまた、英国産標準油種北海ブレントの23年の平均価格を1バレル=78.65ドルと、前回予想の85.01ドルから下方修正した。 米国産標準油種WTIの平均価格は73.62ドルと、前回予想の79.24ドルを下方修正した。