[アブダビ 9日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は9日、先に石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が実施した自主的な追加減産について、石油市場のバランスを取ることが目的だったことを明らかにした。
マズルーイ氏は業界会合の合間に記者団に対し、投資の少なさがもたらす将来的な供給不足を懸念しているとし、「ごく短い期間においては心配していない。何とか需給は均衡させられると思う。今後求められる投資水準に対する懸念の方が大きい」と語った。
OPECプラスは4月、日量約120万バレルの追加減産を発表した。6月4日に今後の生産方針を決定する。