[モスクワ 11日 ロイター] - ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は11日、ワグネルはスーダンで活動しておらず、2019年の軍事クーデターによるバシル政権崩壊後はスーダンの政治に関与したことはないと述べた。
ブリンケン米国務長官は先月、ワグネルがスーダンに関与している懸念があると述べたが、証拠は示さなかった。
プリゴジン氏は対話アプリ「テレグラム」の音声メッセージで、「スーダンにワグネルはいない」とし、「オマル・バシル氏が失脚した後はスーダン国内の政治問題にワグネルが関与したことはない」と述べた。
プリゴジン氏は、ワグネルがスーダンにいるという軍幹部の証言に基づく現地紙の報道や、ワグネルの狙撃兵が殺害されたとする同幹部の発言も否定した。