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米政府、戦略石油備蓄補充で300万バレル購入へ 8月受け渡し分

発行済 2023-05-16 07:53
更新済 2023-05-16 07:54
© Reuters.  米エネルギー省は15日、戦略石油備蓄(SPR)の補充用に8月受け渡しの原油300万バレルを購入する方針を示し、取引相手となる企業に対して今月末までに価格を提示するよう要

[15日 ロイター] - 米エネルギー省は15日、戦略石油備蓄(SPR)の補充用に8月受け渡しの原油300万バレルを購入する方針を示し、取引相手となる企業に対して今月末までに価格を提示するよう要請した。

同省のグランホルム長官は先週、SPR補充を近く開始する考えを表明していた。

© Reuters.  米エネルギー省は15日、戦略石油備蓄(SPR)の補充用に8月受け渡しの原油300万バレルを購入する方針を示し、取引相手となる企業に対して今月末までに価格を提示するよう要請した。写真は同省のグランホルム長官。3月にヒューストンで撮影(2023年 ロイター/Callaghan O'Hare)

購入対象は、8月中にテキサス州の備蓄基地で受け渡しされるサワー原油になる。

バイデン政権は昨年にSPRから過去最大の1億8000万バレルの売却を実施し、SPRの水準は約3億7200万バレルと1983年以降の最低水準まで減少。野党共和党からは、将来のエネルギー危機に対応できなくなるほどSPRが目減りしているとの批判が出ていた。

政権は、原油価格が持続的に1バレル=67―72ドル、ないしそれ未満まで下落すれば、SPR向けの原油買い戻しに動くと説明している。これは売却価格より大幅に低く、納税者にプラスとなるためだ。

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