[ワシントン 16日 ロイター] - レモンド米商務長官は16日、中国などの炭素集約型鉄鋼に障壁を設ける「グリーンスチール」協定を欧州連合(EU)などと結ぶことにバイデン政権が注力していると述べた。
米通商代表部(USTR)のタイ代表が交渉中のグリーンスチール協定について、中国の過剰な鉄鋼生産能力に対処する業界の取り組みにとって「(状況を大きく変える)ゲームチェンジャー」になると説明。交渉は多くの炭素排出によって生産された鉄鋼に貿易障壁を設けることを目指している。
米国鉄鋼協会の会議に出席したレモンド氏は「われわれは高品質で環境に優しい鉄鋼やアルミニウムを優遇するグローバルな鉄鋼協定を必要としている」と表明。10月の協定締結期限を現実的と考えているかとの質問には回答を避け、USTRに尋ねるよう求めた。