[17日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約2ドル上昇した。石油需要や米債務上限を巡る協議に対する楽観的な見方を受けた。
清算値は、北海ブレント先物が2.05ドル(2.7%)高の1バレル=76.96ドル。米WTI先物が1.97ドル(2.8%)高の72.83ドル。
リッターブッシュ・アンド・アソシエーツのジム・リッターブッシュ社長は「きょうの堅調な原油先物取引は、今週末までに達すると見込まれる米債務上限問題を巡る合意への期待が全てで、原油を含む大半の資産クラスにおけるマイナス面が取り除かれたようだ」と述べた。
バイデン米大統領は17日、連邦債務上限問題を巡り共和党と民主党のトップ議員との間で合意が成立すると確信しているとし、米国は債務不履行(デフォルト)に陥ることはないと述べた。
一方、共和党のマッカーシー下院議長は同日、米債務上限引き上げに関する合意が21日までに「可能」と述べた。