[24日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。米原油・燃料の供給タイト化や空売り筋に対するサウジアラビア・エネルギー相の警告を受けた。
0007GMT(日本時間午前9時07分)時点で、北海ブレント先物は0.86ドル(1.1%)高の1バレル=77.70ドル、米WTI原油先物は0.88ドル(1.2%)高の73.79ドル。
市場筋によると、23日に発表された米石油協会(API)の週間データ(19日までの週)で原油在庫が約680万バレル減少。ガソリン在庫は約640万バレル、留出油在庫は約180万バレル、それぞれ減少した。
24日に発表される米エネルギー情報局(EIA)の統計も同様の内容になれば、ガソリン在庫は3週連続で減少し、メモリアルデー前の水準としては2014年以来の低水準を記録することになる。
メモリアルデーの祝日(今年は29日)は米国で夏の行楽シーズンの始まりとされる。
また、サウジのアブドルアジズ・エネルギー相は23日、来月4日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合を控え、今後も空売り筋を「痛めつける」と発言。供給逼迫への懸念が高まった。