[国連 1日 ロイター] - 米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使は1日、米国はロシアが黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)に関する協議に「復帰することに関心があるかもしれないという兆候を確認している」とした一方で「その証拠はまだ見られていない」と述べた。
またロシアが自国の肥料を世界市場に流通させ、農産物に関する取引を行いたいのであれば「合意に復帰する必要があるだろう」と指摘。「国連事務総長はロシアが合意に復帰するための道筋を見つける取り組みを続けている」とし、黒海イニシアティブの一部は「ロシアの肥料が市場に出回るのをある程度支持」しているとした上で、ロシアが復帰しないのであれば、ロシア産肥料に関する部分ももはや機能しないとした。