[1日 ロイター] - シェール層開発を手がける米石油・ガス生産会社パイオニア・ナチュラル・リソーシズとデボン・エナジーの両社は1日、石油・ガス価格の下落により第2・四半期の利益が減少したことを受け、今後の予算を削減するとともに、向こう数カ月にわたる資源開発を縮小する方針を示した。
パイオニアの第2・四半期決算は、調整後の1株当たり利益が4.49ドルと前年同期の半分以下に減少したが、アナリスト予想の4.18ドルを上回った。
デボンの第2・四半期は、調整後の1株当たり利益が1.18ドルと50%余り減少したものの、アナリスト予想に沿った水準だった。
パイオニアは今年の掘削などの予算を従来の水準から1億2500万ドル削減して43億7500万―45億7500万ドルとした。操業を続ける油田・ガス田数の見通しは4月時点の500―530から490―520に引き下げた。
デボンは第3・四半期の資本的支出の見通しを約9億ドル下方修正した。