[2日 ロイター] - アジア時間2日の原油先物は1%余り上昇し、4月以来の高値圏で推移している。業界統計で先週の米原油在庫が予想以上に減少したことを受けて買いが優勢となった
北海ブレント先物は10月限が0001GMT(日本時間午前9時01分)時点で1.1%上昇の1バレル=85.83ドル。
米WTIは1.03%上昇し、82.21ドル。
両先物は前日の取引で4日ぶりに反落していた。
市場筋によると、米石油協会(API)の統計で米国の原油在庫は7月28日までの週に約1540万バレル減少した。アナリスト予想は137万バレル減だった。
2日の米政府統計でも同程度の在庫減少幅となれば、1982年の統計開始以降で過去最大の減少となる。
米国以外の一部地域でも原油在庫は減少し始めている。サウジアラビアの自主減産の影響で需要に対して供給が不足していることが背景にある。
アナリストらは4日に開催される石油輸出国機構(OPEC)の会合でサウジが日量100万バレルの自主減産を9月まで延長すると見込んでいる。