[2日 ロイター] - 中国外務省は2日、先週インド南部チェンナイで開催された20カ国・地域(G20)環境・気候相会合で、中国が化石燃料の使用削減に関する議論を妨害したと報道について「事実と一致しない」との見解を示した。
ウェブサイトに掲載した声明で述べた。他国が持ち出した「地政学的問題への干渉」により合意が成立しなかったことは遺憾だと主張している。
インド政府当局者によると、同会合では気候変動問題などについて協議したが、先進国と途上国との間の見解の相違が埋まらず、温暖化ガス排出削減の目標を巡り合意に至らなかった。欧州の代表団によると、中国とサウジアラビアがG20の協議を通したコミットメントを拒否した。