[モスクワ/ロンドン/ドバイ 2日 ロイター] - 複数の関係筋によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成するOPECプラスは、今月4日にオンラインで合同閣僚監視委員会(JMMC)を開催するが、生産政策を微調整する可能性は低い。
供給の減少と底堅い需要で原油価格が上昇していることが背景。
JMMCは必要な場合、OPECプラスの総会を招集することができる。
原油価格は今週3カ月ぶりの高値に上昇。関係筋6人はJMMCが4日のオンライン会議で現行政策に変更を加えることはないだろうと述べた。
アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は先月21日、ロイターとのインタビューで「われわれが行っていることは現時点で十分だ」とした上で「常に連絡を取り合っており、何か必要になれば、電話一本で対応できる状況にある」と述べた。
ただ、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は先月、OPECプラスは「市場を驚かせる取り組みを続ける」と述べており、予想外の決定が下される可能性は否定できない。
アナリストによると、サウジは自主減産を9月まで延長する見通し。ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)はサウジが4日の会議で自主減産の延長を発表すると予想した。