[ヒューストン 2日 ロイター] - 米シェール大手パイオニア・ナチュラル・リソーシズのスコット・シェフィールド最高経営責任者(CEO)は2日、原油価格が2024年末まで80─100ドルで推移するとの見通しを示した。サウジアラビアの減産や米生産会社の投資抑制による供給不足を見込んだ。
従来予想の90─100ドルから下限を引き下げた。
同氏は世界の原油在庫が年末まで減少し続けると予想。サウジは日量100万バレルの自主減産を延長する可能性があり、米経済のソフトランディング(軟着陸)による需要増も見込まれるためとした。
このところの弱い原油相場は、米シェール会社の投資抑制と相まって、新規油井の掘削や開発の阻害要因となってきた。2日時点で北海ブレント先物は1バレル=約83ドル、米WTIは79.36ドル前後で推移している。