(関連コンテンツを付けて再送します)
[ブリュッセル/ロンドン 4日 ロイター] - 中国外務省は4日、サウジアラビアのジッダで今週末開かれるロシアによるウクライナ侵攻を巡る会合に李輝ユーラシア事務特別代表を派遣すると発表した。
会合にロシアは招待されておらず、約40カ国の国家安全保障補佐官や高官らが参加。今回の中国の発表は、ウクライナや開催国のサウジにとって追い風となる。
ウクライナと西側諸国の外交当局者らは、ウクライナでの戦闘を終結させる和平調停に向けた重要な原則に合意することを期待している。
中国外務省の汪文斌報道官は「中国は国際社会と協力し、ウクライナでの危機の政治的解決を促進するために建設的な役割を引き続き果たす意向だ」との声明を出した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、今回の会合によって世界のリーダーが集まる「平和サミット」開催につながり、自身が掲げる10項目からなる和平の公式(フォーミュラ)に基づく原則を支持することを期待すると述べた。
ウクライナの大統領外交顧問を務めるゾフクバ氏は3日、ロイターに対し「今回の交渉の主目的の1つは最終的に10項目の内容について共通認識を固めることだ」と語った。