[ドバイ 7日 ロイター] - サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが7日発表した第2・四半期決算は約38%の減益となった。原油価格の下落や精製・化学部門の利益率低下が背景。
純利益は1128億1000万リヤル(300億7000万ドル)。前年同期は1816億4000万リヤルだった。同社がまとめた市場予想の中央値(298億ドル)を上回った。
第2・四半期の基本配当は195億1000万ドル強。第1・四半期とほぼ同水準だった。
6四半期にわたって業績連動型の配当を行うとも表明。まず第3・四半期の98億7000万ドルを支払う。
アミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は「中・長期的な見方に変更はない。世界経済全体の回復が予想され、航空セクターの活動も活発化する中、エネルギー安全保障を守るにはエネルギー事業への継続的な投資が必要だ」と述べた。
同社の株価は今年10.7%値上がりしている。