[東京 15日 ロイター] - アジア時間の原油先物は、一連の中国指標発表を控える中、下落している。
0015GMT(日本時間午前9時15分)時点で、米WTI原油先物は0.11ドル(0.13%)安の1バレル=82.40ドル、北海ブレント先物は0.08ドル安の86.13ドル。
この日は中国の7月鉱工業生産、投資、小売売上高、失業率データが発表される。これまでに発表された指標は同国がデフレに陥り、貿易が低迷していることを示している。
中国の不動産開発大手、碧桂園がオンショア私募債の償還延期を求めたことも懸念材料になっている。
ユーラシア・グループはリサーチノートで、「中国の景気減速と削減された石油輸出国機構(OPEC)の生産の放出に伴い、今年の原油価格は上値が抑制される見通しだ」と述べた。