[パナマ市 22日 ロイター] - パナマ運河での深刻な水不足による通航制限などによって、洋上で滞留する船の数は減少傾向にある。通航制限の緩和や輸送の遅れを回避するため代替ルートを選択する船が増えていることなどが背景にある。
パナマ運河庁は先週、通航登録をしていない船舶の1日当たりの枠を2つ追加した。ただ、1日当たりの通航許可隻数は32隻に据え置いている。
22日時点で運河通航のために待機している船は合計125隻で、2週間前の約160隻から減少している。
一方、船舶の通航待ち時間平均は先月の6─7日から今月は10─11日に伸びている。貨物船や液化石油ガスの運搬船では17日を超え、タンカーでは13日近くになっている。