[モスクワ 31日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は31日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」との新たな取引条件を来週に公表すると明らかにした。
ロシアのプーチン大統領はテレビ中継された政府会合で、石油問題も担当するノバク副首相に対し、OPECプラスと原油供給の削減で合意したか質問。これに対しノバク氏は「合意した。主なパラメーターを来週公表する」と述べた。
ただ、どのようなパラメータが公表されるのかは、現時点では不明。
OPECプラスは2022年終盤に協調減産を開始し、今年6月に減産を2024年まで維持することで合意。ロシアはこれとは別に、8月に日量50万バレル(生産量の約5%に相当)、9月に同30万バレルの輸出削減を実施すると発表している。タス通信によるとノバク氏は前日、ロシアは削減を10月まで延長する可能性があると述べている。