[4日 ロイター] - ウクライナ南部オデーサ(オデッサ)州で4日、主要穀物輸出港として知られるドナウ川沿いのイズマイル港がロシアによるドローン(無人機)攻撃を受け、倉庫が損壊し、建物が炎上した。ウクライナ当局が発表した。
攻撃は3時間半に及んだという。
ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は同日、ロシアの黒海のリゾート地ソチで会談し、黒海経由でのウクライナ産穀物輸出再開を協議する。
ロシアは7月、黒海経由の穀物輸出合意から離脱。その後、ウクライナの穀物輸出主要ルートとなっているドナウ川沿いの港を頻繁に攻撃している。
オデーサ州のオレフ・キペル知事によると、約17機のドローンを撃墜したが、一部はイズマイル地域の建物に命中した。今のところ、死傷者の情報はないという。
ロシア軍は3日未明にもドナウ川のもう一つの主要港であるレニ港を攻撃し、港のインフラが損傷したほか、少なくとも2人が負傷した。