Stephanie Kelly
[ニューヨーク 5日 ロイター] - サウジアラビアとロシアによる自主的な原油供給制限の延長が明らかになったことを受け、原油先物市場における6カ月のカレンダースプレッドが昨年11月以降で最大となった。
目先の供給逼迫に対する懸念を反映し、北海ブレント先物では、期近物と6カ月物のカレンダースプレッドが1バレル=4.37ドルと2022年11月以降で最大を記録。米WTI先物でも期近物と6カ月物のカレンダースプレッドが一時4.88ドルと、11月以来の大きさとなった。
アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は、期近物が期先物よりも価格が高い状態であるバックワーデーションの結果、「事態は逼迫し、価格は上昇するだろう」と述べた。