Andrew Hayley
[北京 7日 ロイター] - 中国税関総署が7日発表した8月の原油輸入は5280万トン(日量1243万バレル)で、前月比20.9%増、前年比では30.9%増となった。ロイターの算出によると、日量は過去3番目の規模となる。
製油所が在庫を積み増すとともに、燃料輸出による利益を得るため加工を増やした。
1─8月の輸入は前年同期比14.7%増の3億7900万トン。
新型コロナウイルス関連規制の撤廃で国内の燃料需要に対する圧力がなくなり、昨年から原油輸入が増加している。
コンサルティング会社JCLのアナリスト、Xu Peng氏は「製油所稼働率は上昇している」と指摘。ディーゼル輸出はマージンが高く、伸び続けるだろうと述べた。
また、内需の高まりにも注目。「8月は夏季休暇シーズンの中でもガソリン需要がピークになる時期。今夏はコロナ禍後最初の休暇で、旅行需要が特に強い」と述べた。