Stephanie Kelly
[19日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は4日続伸。米シェールオイル生産が低調となことから、サウジアラビアとロシアによる自主的な供給削減による原油不足への懸念がさらに強まった。
0018GMT(日本時間午前9時18分)時点で米WTI先物は0.90ドル(1%)高の1バレル=92.38ドルと、18日に付けた10カ月ぶりの高値をわずかに下回っている。
北海ブレント先物は0.27ドル(0.3%)高の94.70ドル。
原油相場は先週まで3週連続で上昇した。
米エネルギー省の発表によると、シェールオイル主産地の10月の生産量は日量939万3000バレルと、5月以来の低水準を付ける見込み。これは3カ月連続の減少となる。
一方、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は18日、国際エネルギー市場の変動を抑制するために簡易な規制が必要との考えを示し、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の供給削減の正当性を訴えた。