Guy Faulconbridge
[モスクワ 7日 ロイター] - サウジアラビアとロシアは7日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国で構成する「OPECプラス」の加盟各国に対し、減産合意に協力するよう呼び掛けた。
ロシアのプーチン大統領は6日、リヤドを訪問し、サウジのムハンマド皇太子と会談。両国は、ロシア大統領府が発表した共同声明で「エネルギー分野での両国の緊密な協力関係と、石油市場安定のためのOPECプラスの取り組みが成功した」と強調。その上で、「双方はこの協力を継続することの重要性を確認した。OPECプラスの加盟国が減産合意に加わるべきだ」と訴えた。
OPECプラスは11月30日の閣僚級会合で、日量約220万バレルを自主的に減産することで合意。サウジとロシアの主導による日量130万バレルの自主減産を延長する形だ。OPECプラス加盟国合計の産油量は、世界の40%以上を占めている。