Katya Golubkova
[東京 1日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。米連邦準備理事会(FRB)が今後数カ月で利下げを開始する可能性を示唆したことや中国の新たな不動産市場支援策に支えられている。
0140GMT(日本時間午前10時40分)時点で、北海ブレント先物は0.46ドル(0.6%)高の1バレル=81.03ドル、米WTI先物は0.47ドル(0.6%)高の76.33ドル。
前日はともに取引時間中に2ドル超下落していた。
パウエルFRB議長は1月30─31日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、金利がピークに達したと言及。インフレ低下が続き、雇用と経済の持続的な拡大が見込まれる中、今後数カ月で利下げする可能性を示唆した。
中国国営メディアの31日の報道によると、中国の各市が金融支援対象として適切な不動産開発事業をリストにまとめる「ホワイトリスト」方式に基づき、第1回目となる開発融資が承認された。
JPモルガンのアナリストは、中国が今年も世界の石油需要の伸びをけん引するとし、同国の石油需要が日量53万バレル増加すると予想。2024年は石油市場にとって基本的に健全な年になるという見方を維持した。