Nidhi Verma Mohi Narayan
[ニューデリー 1日 ロイター] - 1月のインドのロシア産原油輸入は2カ月連続で減少し、1年ぶりの低水準となった。LSEGなどのデータで示された。西側諸国による対ロ制裁の厳格化が影響した。
LSEGのデータによると、1月のインドのロシア産原油輸入は日量128万9000バレルと、前月比4.2%減。調査会社ボルテクサのデータでは120万9000バレルで、9%減となった。
ボルテクサのアジア太平洋地域の調査責任者は「ロシア産原油の中東産に対する割安感の後退や、(西側が設定した)上限価格を超えるロシア産原油を扱った海運業者に対する米国による最近の制裁、紅海での商船襲撃に伴う輸送費の上昇で、この数カ月はロシア産の魅力が薄れている」と指摘。今後数カ月はさらにインドの輸入が減少すると予測した。