Scott DiSavino
[13日 ロイター] - 米天然ガス先物は13日の取引で4.5%下落し、3年半ぶりの安値を更新した。生産量が過去最高に近い水準にあるとともに貯蔵量も多いという供給要因のほか、来週に関して従来予想よりも気温が高くなり、暖房需要が低下するとの見通しが示されたことが売りにつながった。
また、テキサス州にあるフリーポートLNGの液化施設が操業を停止しており、市場関係者はこれが続く限り米国内の液化天然ガス(LNG)輸出プラントに送られるガスの量が抑制されたままになるとみている。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で天然ガス指標先物の期近物は100万BTU(英国熱量単位)あたり1.689ドルと前日比4.5%下落。清算値としては2日連続で2020年7月以来の安値を付けた。
過去6日間の下落率は約19%となった。