Colleen Howe
[アモイ(中国) 8日 ロイター] - モンゴル石炭協会の幹部は8日、2024年の中国への石炭輸出について、前年とほぼ同水準の6000万トンになるとの見通しを示した。中国への輸出拡大において物流が最大の課題とも指摘した。
モンゴルは昨年も中国への石炭輸出を6000万トン程度と見込んでいたが、実際の輸出量は6960万トンで想定水準を上回った。
モンゴル石炭協会のエグゼクティブディレクター、ゾルジャルガル・ジャルガルサイハン・ゾロ氏は、今年か来年に建設される予定の鉄道路線が両国間の石炭輸送を促進することを期待していると述べた。
「チャイナ・エナジーが建設を落札した。約束通りに建設が行われることを望んでいる。中国とモンゴルにとって、長期的な貿易と信頼できるパートナーシップのための非常に重要な出来事となろう」とした。
モンゴルは中国への石炭輸出強化に取り組んでいる。ゾロ氏は中国石炭輸入国際サミットで、中国の石炭輸入に占めるモンゴル産の割合は21年の4.9%から23年は14.7%に急増したと明らかにした。