こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
9/20付けの「新興国通貨デイリー」にちょっと面白いレポートを発見したのでご紹介しますね。
インドネシアでは7月18日から来年3月を期限に「租税恩赦(タックス・アムネスティ)」が実施されているそうです。
租税恩赦とは『過去の脱税に対する追徴税や訴追等を免除することで申告を促す制度』とのこと。
要するに、罰は与えないから脱税していた分を申告してね、という制度ですね。
今回のインドネシアの場合、『早期に申告するほど低い税率が適用』されるそうで、『最も低い税率が適用される期限が9月末となっている』とのこと。
その大きな節目を前に『大物実業家が続々と申告を表明する動きもみられ、増加ピッチが加速している』のだそうです。
『9月16日時点の租税恩赦による税収は32.1兆ルピアとなっており、9月末までには45兆ルピアに達するとの同省関係者の見通しも報じられて』います。
政府は租税恩赦による最終的な税収増を165兆ルピアと見込んでいて、これはGDP比0.3%にもなるとのことで、この制度に大きな成果が期待されていることが分かります。
レポートでは最後に、『租税恩赦は海外からの資金還流にもつながるため、申告が好調な結果となれば、市場でもポジティブに受け止められよう』と報告しています。
詳しくは、9/20付けの「新興国通貨デイリー」を見てくださいね。
また、面白いレポートを発見したらご紹介します。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜