[北京/上海 25日 ロイター] - 中国の首都北京市は、新型コロナウイルスの感染拡大で販売が落ち込んでいる自動車の需要を喚起するという、前日に報道された同市の計画について、当局が精査していない内容だと説明した。当局が今後、この需要喚起策を精査するかどうかは明らかにしなかった。
新京報は24日、北京市が新エネルギー車への免許交付などの自動車需要喚起策を計画していると伝えていた。
これに対し、北京市商務局は短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」で、3月半ばに一部の当局者が内部の協議で精査前の政策案を取り上げていたが、それが誤ってインターネット上に公表されたと説明した。
新京報が24日、商務省の文書を引用して伝えたところでは、北京市が検討している対策には中古車を下取りに出して新車を買うための奨励金の導入や、2020年上半期に新エネルギー車の購入者10万人以上に免許を交付すること、郊外地域向けに特別なナンバープレートを発給することなどが含まれている。
同紙によると、この文書は商務省のウェブサイトに同省の天津特派員事務所によって掲載されていた。現在は同サイトで文書を確認できない。