[東京 4日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 121.10/12 1.0955/59 132.68/72 午前9時現在 121.08/10 1.0960/64 132.71/75 NY午後5時 121.05/07 1.0963/68 132.72/76
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ変わらずの121 円前半。大幅に反発していた日経平均株価が後場に入って上げ幅を縮め、ドル/円は朝方 からの上昇分をほぼ返上した。
朝方121円ちょうど付近で推移していたドル/円は、仲値公示にかけてドル買い/ 円売りが優勢となり、ジリジリ水準を切り上げた。その後、日経平均株価が400円超高 に上げ幅を拡大する中、一時121.38円まで上昇した。
市場からは、日本郵政グループの上場で初値が売り出し価格を上回り「市場センチメ ントの改善を見込んだドル買い/円売りが強まっている」(国内金融機関)との声が聞か れたほか、「米企業決算を無難に消化し、中国経済のハードランディング懸念がひとまず 落ち着きを見せつつある中、リスク選好のドル買い/円売りのフローが、じわじわと出て きているようだ」(別の国内金融機関)との見方が出ていた。
正午過ぎに利益確定の売りなどで121.15円まで下押しされた後、しばらく12 0.20円台でこう着していたが、日経平均の上げ幅縮小を眺めながら、午後3時にかけ て121.04円まで値を下げた。
きょうは海外時間にADP全米雇用報告、ISM非製造業景気指数の発表がある。イ エレン米連邦準備理事会(FRB)議長やドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁といった中 銀関係者の発言機会も予定されており、動意が出る可能性があるという。
(為替マーケットチーム)