[東京 29日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は29日午後の会見で、東京都が同日に発表した新型コロナウイルスの新規感染者数が868人だったことについて、引き続き警戒していくと述べた。
また、緊急事態宣言が延長された場合は、飲食店などへの休業要請など一段と強い規制を求める要望が全国知事会などから出ていることに対しては、延長の可否を検討している段階でコメントできないとした。
沖縄県宮古島でコロナの感染者が急増し、沖縄県が自衛隊派遣の要請を検討していることに対しては「正式な要請があれば、直ちに実施できるよう準備している」と語った。
一方、内閣官房報償費についての質問に対し、加藤官房長官は第2次安倍晋三内閣以降の安倍政権での支出額が95億円4000万円、このうち官房長官が管理し、領収書の受領が不要な政策推進費は86億9000万円だったと明らかにした。
菅義偉内閣での同報償費の支出は5億円、同推進費は3億6000万円に上っていると説明した。
(田巻一彦)