ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』5月21日放送において、マネーパートナーズグループ (TOKYO:8732)を取り上げている。
主な内容は以下の通り。
■注目ポイント もみ合いが続いていたドル円相場だが、ここにきて円安が進行しつつある。
為替のボラティリティの高まりが予想される中で、同社などFX業者に注目度を高めたいタイミングと考える。
3月以降は為替のボラが低下する中で株価も低迷、出遅れ感は強い状況にある。
■事業概況 マネーパートナーズグループ (TOKYO:8732) の主力業務はFX 取引で、収益の源泉はスプレッドからの差益である。
多くの投資家が売買を行い、取引高が増えると収益が増加する構造だ。
業界での取引高シェアは4% 前後で、専業では5 位グループにランクされる。
■業績動向 15.3期売上高は53.2億円で前期比1.3%増収、営業利益は11.9億円で同8.6%増収となった。
四半期ベースの営業利益は、第1四半期が0.4億円で前年同期比91%減益、第2四半期が1.7億円で同11%減益、第3四半期が5.1億円で同3.2倍、第4四半期が4.7億円で同54%増益となっている。
営業収益はそれぞれ、38%減、1%減、42%増、15%増であった。
16.3期のスタートとなる4月の月次売上高は前年同期比36.2%増と好発進。
前年の4-8月期までは水準が低くなっており、今第1四半期は前第3四半期並みの売上成長が期待できる。
つれて、営業増益幅なども大きくなってくる可能性があろう。
連結当期純利益の30%を配当性向のメドとしており、今期は上半期(前年は1.5円)から大幅な増配も期待できる。
■成長戦略と施策(顧客基盤拡大) 顧客基盤の拡大のために以下のような施策を進めている。
これらの施策は、直ちに営業収益増につながるものではないが、顧客基盤を拡大することで将来の口座数増、取引高増となる可能性は高い。
言い換えれば、将来に備えた「先行投資」とも言える。
・外貨受け取りサービス 同社では、成田、羽田、関空、セントレアの各空港でFX 取引ポジション(ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン) の一部を現金(紙幣) で受け取ることができるサービスを提供している。
事前予約及び両替手続きが必要だが、両替手数料は銀行窓口に比べて格安だ。
同サービスを提供しているのはFX 業界では同社だけで、「現金化できない」というFX 取引の欠点をカバーしている。
・「マネパカード」の発行 今回、新しいサービスとして、マスターカードと提携して「マネパカード」発行の開始を発表した。
これは円貨から両替した複数の外貨を事前にマネパカードにチャージしておき、海外で利用するもので、後払いのクレジットカードではなく事前払いのデビットカードの1種である。
海外では、マスターカード加盟店でショッピングができるほか、マスターカードのATM で現金の引き出しも可能である。
顧客にとってのメリットは、海外渡航の際に現金を持ち歩く必要がなく、必要に応じて現金の引き出しも可能な点だ。
また、1 枚のカードで複数通貨をチャージできるため、欧州など複数国へ渡航する場合には、その都度両替する必要もなく大変便利である。
このカード事業が即座に同社の本業にプラスに影響するわけではないが、将来的にはこのカードの保有者がFX 取引の顧客となる可能性は高い。
また単独事業としても、同社では2 年後までに黒字化を目指すとしている。
ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送
主な内容は以下の通り。
■注目ポイント もみ合いが続いていたドル円相場だが、ここにきて円安が進行しつつある。
為替のボラティリティの高まりが予想される中で、同社などFX業者に注目度を高めたいタイミングと考える。
3月以降は為替のボラが低下する中で株価も低迷、出遅れ感は強い状況にある。
■事業概況 マネーパートナーズグループ (TOKYO:8732) の主力業務はFX 取引で、収益の源泉はスプレッドからの差益である。
多くの投資家が売買を行い、取引高が増えると収益が増加する構造だ。
業界での取引高シェアは4% 前後で、専業では5 位グループにランクされる。
■業績動向 15.3期売上高は53.2億円で前期比1.3%増収、営業利益は11.9億円で同8.6%増収となった。
四半期ベースの営業利益は、第1四半期が0.4億円で前年同期比91%減益、第2四半期が1.7億円で同11%減益、第3四半期が5.1億円で同3.2倍、第4四半期が4.7億円で同54%増益となっている。
営業収益はそれぞれ、38%減、1%減、42%増、15%増であった。
16.3期のスタートとなる4月の月次売上高は前年同期比36.2%増と好発進。
前年の4-8月期までは水準が低くなっており、今第1四半期は前第3四半期並みの売上成長が期待できる。
つれて、営業増益幅なども大きくなってくる可能性があろう。
連結当期純利益の30%を配当性向のメドとしており、今期は上半期(前年は1.5円)から大幅な増配も期待できる。
■成長戦略と施策(顧客基盤拡大) 顧客基盤の拡大のために以下のような施策を進めている。
これらの施策は、直ちに営業収益増につながるものではないが、顧客基盤を拡大することで将来の口座数増、取引高増となる可能性は高い。
言い換えれば、将来に備えた「先行投資」とも言える。
・外貨受け取りサービス 同社では、成田、羽田、関空、セントレアの各空港でFX 取引ポジション(ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン) の一部を現金(紙幣) で受け取ることができるサービスを提供している。
事前予約及び両替手続きが必要だが、両替手数料は銀行窓口に比べて格安だ。
同サービスを提供しているのはFX 業界では同社だけで、「現金化できない」というFX 取引の欠点をカバーしている。
・「マネパカード」の発行 今回、新しいサービスとして、マスターカードと提携して「マネパカード」発行の開始を発表した。
これは円貨から両替した複数の外貨を事前にマネパカードにチャージしておき、海外で利用するもので、後払いのクレジットカードではなく事前払いのデビットカードの1種である。
海外では、マスターカード加盟店でショッピングができるほか、マスターカードのATM で現金の引き出しも可能である。
顧客にとってのメリットは、海外渡航の際に現金を持ち歩く必要がなく、必要に応じて現金の引き出しも可能な点だ。
また、1 枚のカードで複数通貨をチャージできるため、欧州など複数国へ渡航する場合には、その都度両替する必要もなく大変便利である。
このカード事業が即座に同社の本業にプラスに影響するわけではないが、将来的にはこのカードの保有者がFX 取引の顧客となる可能性は高い。
また単独事業としても、同社では2 年後までに黒字化を目指すとしている。
ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送