第一生命:2191.5円(前日比+204円) 急伸先週末に決算を発表、実績純利益は1425億円で前期比83%増益、修正計画並みの水準となった一方、今期は1610億円で同13%増益の見通し、市場予想をやや上回ったようだ順調な決算に加えて、今期は前期の28円に対して35円配当とする増配予想であるほか、発行済み株式数の0.83%に当たる1000万株の自社株買い実施発表と、株主還元策の強化をポジティブに捉える動きが先行とりわけ、自社株買いに関しては市場の想定外でインパクトが大きいとの見方も 三菱UFJ
:894円(前日比+22.1円) 買い優勢先週末は、総額1000億円規模の自社株買いを行う方針を決めたと報じられて大引けにかけ急伸の展開となった引け後には、決算発表と同時に上限1000 億円の自社株買いを正式発表15年3月期は2 回目の自社株買いとなり、総還元率は40%超となっているまた、新中計では、ROE目標の引き上げとともに、EPSも3年間で15%以上の増加目標としている営業純益の成長率イメージは10数%とされているため、継続的な自社株買い実施が想定されることになっている短期的な材料出尽くし感も強まらずに続伸の展開へ 武田薬品:5975円(前日比-251円) 大幅反落先週末に決算を発表、前期営業損益は1293億円の赤字、今期は1050億円の黒字に転換する見通しアクトスの訴訟和解費用計上が赤字転落の主因、ほぼ想定線での着地となった一方、今期の市場予想は1850億円程度の黒字、想定よりも収益回復が鈍い見通しであることをマイナス視しているまた、モルガンでは投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、アクトスの和解やMLN9708のフェーズ3成功など2 つの期待イベント達成で出尽くし感とも指摘 ITBOOK:1390円(前日比+89円) 大幅反発15年3月期決算を発表している営業利益は1.37億円(前期は0.11億円)となり、従来予想1.13億円を上回って着地したまた、16年3月期については、営業利益が前期比70.5%増の2.34億円と大幅な増収増益が続く見通しとなっている「マイナンバー制度」実施に向け、これまでの地方自治体に加え民間企業向けサービスの充実を図り、最適な番号制度への対応を実現できるよう注力するという タイセイ:522円(前日比+325円) ストップ高買い気配上期(14年10月-15年3月)決算と同時に、15年9月期の通期業績予想の上方修正を発表している上期営業利益は前年同期比9.2%減の1.61億円となり、従来予想1.36億円を上回って着地したまた、純利益については収用補償金の一部を特別利益に計上したことから同2.3倍の2.70億円となった通期営業利益見通しは従来の1.06億円から1.31億円へ、純利益見通しは0.72億円から2.45億円へと引き上げた イマジニア:2011円(前日比+400円) ストップ高農業用水路の未利用エネルギーを活用した小水力発電を中心に再生可能エネルギー事業へ参入すると発表しており、材料視されているようだ東京大学元総長でエネルギー問題の第一人者である小宮山宏氏を社外取締役に迎えるというなお、同時に発表された15年3月期決算は、営業利益が前期比6.7%増の7.22億円で着地16年3月期については、営業利益が同29.6%増の9.35億円の見通しとしている サイバダイン:3005円(前日比-5円) 伸び悩む15年3月期決算を発表している経常損益は9.07億円の赤字(前期は6.82億円の赤字)と、4月22日に発表した修正予想に沿った着地となったまた、16年3月期については、6.00億円の赤字の見通しなお、SMBC日興では目標株価を4200円から3800円に引き下げつつ、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続している経常黒字化は従来予想の16年3月期から1期後ずれするが、中期見通しには変化なしとしている ファーマF:500円(前日比-54円) 大幅反落15年7月期業績予想の下方修正を発表している営業損益見通しは従来の2.00億円の黒字転換から3.80億円の赤字継続へと引き下げられた通信販売事業は積極的な広告投資が奏功し、定期顧客数が大幅に拡大売上高は予算を上回ったものの、第4四半期(5-7月)に追加投資を行うこととしたため、利益の減少要因となる同時に発表した16年7月期の業績予想では、営業損益について0.10億円の黒字を見込んでいる