(前営業日比)
日経平均<.N225> 10219.98 ( -140.36 )
同3月限<0#2JNI:> 10220 ( -150 )
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[東京 31日 ロイター] 寄り付きの東京株式市場で日経平均は続落した。エジプ
トの混乱を背景とする地政学リスクの高まりから売り優勢となっている。米国株の大幅反
落に加え、前週末から円高水準に振れている為替市場を受けて輸出関連株が軟調に推移し
ており、指数の重しとなっている。日経平均は取引時間中としては2010年12月20
日以来となる1万0200円割れとなっている。
経済産業省が31日発表した12月鉱工業生産指数速報(2005年=100、季節調
整済み)は前月比3.1%上昇の94.6となり、2カ月連続の上昇となった。ロイター
の事前予測調査では前月比2.9%上昇と予想されていたが、発表数値は予想を上回っ
た。
市場では「エジプトのデモの影響が強く、ポジティブな鉱工業生産が打ち消されてい
る。ただ、売り一巡後は生産が持ち直してきた業種を中心に買い直される可能性はある」
(準大手証券)との見方が出ていた。
(ロイター日本語ニュース 杉山 容俊記者)